寒い冬や、夏場にエアコンをつけていると肌が乾燥してかゆくなる人います。乾燥肌です。
あなたは大丈夫ですか?
●乾燥肌とは
乾燥肌とは、お肌の水分と皮脂両方がが不足している状態です。
肌に潤いがなくり、口の周りや関節部分など皮膚の伸縮が多い部位ではカサカサになりかゆくなります。
●かゆいの乾燥肌の症状



乾燥肌ではこんな症状が出て困ります。
- 目の周り、ヒジや足の裏がカサカサになりかゆくてたまらない
- セーターやハイネック、パジャマが、生地によっては首や背中がかゆくなる
- 寝る前に特にかゆくなるので、眠れない
- 頭皮からフケがたくさん出て首のうしろや肩の上にたまり、人に指摘される
- ソフトな洗浄力だろうと思いベビー石鹸を使っているが、なかなか治らない
●乾燥肌がひどくなると、こんな症状も



乾燥肌がひどくなると症状が悪化し、生活に支障がでるようになります。
- 唇がカサカサになってひび割れて出血し、しゃべったり食べたりがつらい
- 寝てる間にかきまくって、朝起きたら血だらけになっている
- 状態が改善したり悪化したりする
●この記事でわかること



アトピー・乾燥肌歴40年の筆者が、乾燥肌でやるべきこと、やってはいけないこと、保湿のためのおすすめのローションなど書いています。
乾燥肌とは



乾燥肌は、お肌の表面の皮脂も水分も不足している状態です。
そのため肌がつっぱったり、粉をふいたり、表面がはげ落ちたりします。
肌が壊れていくため、乾燥した部分がかゆくなり、また、目の周りや口の周りがシワシワになります。
女性は美容液やメイクをするので目立たないのですが、男性はなにもつけない場合が多いので乾燥肌のカサカサがよけい目立ちます。(近頃はメンズメイクが流行っているので若い方はつけるかもしれません)
本来、お肌の表面の角質層(角質細胞、脂質)が水分を保ち、外敵からのバリア機能をはたしています。
しかし何かの原因によりお肌の角質層が弱くなると、水分や脂分が減って乾燥肌になります。
肌が乾燥して、スネ、ヒジ、足の裏、ほお、目の周り、口のわまわりなどがカサカサになります。
風呂上りや寝る前、寝ている時など、肌の血行がよくなった時にかゆみが発生します。
乾燥肌になるとお肌のバリア機能が低下し、アレルギー物質などが侵入しやすくなり、アトピー肌の原因となったりします。
乾燥肌の原因



乾燥肌には外的な原因、内的な要因があります。
乾燥肌の外的な原因
- 夏場・冬場であれば、職場や家で一日中エアコンの風にあたることで、肌がどんどん乾燥していきます
- 紫外線は角質層の細胞を直接破壊し、乾燥肌になりやすい状態にします
- 冬場は大気そのものが乾燥しているため、皮膚も乾燥していきます
- 強いせっけんやクレンジング、間違ったスキンケアも乾燥肌の原因です
乾燥肌の内的な原因
- アトピーがあると、皮膚の保湿力がなくなり乾燥肌になります
- ナイロンタオルを使ってゴシゴシこすると、自ら皮膚を削ってしまうことになります。自分で乾燥肌を作っています
- ビタミンB群の不足で肌細胞の入れ替わりが正常でなくなり、角質が正常に保てなくなります 。
- 睡眠不足もよくないです。成長ホルモンが分泌される夜中に起きていると、壊れた皮膚の修復が遅れます
- 年齢を重ねるどうしてもお肌の水分・油分が減っていきます。
乾燥肌にベビーソープを使ってはいけない



乾燥肌の人はベビーソープを使ってはいけません。
筆者はアトピーや乾燥肌がひどく、たまらないので皮膚科に診察にいきました。
「お肌が弱いので、刺激の弱いベビーソープで洗うようにしてるんですが」
と言ったところ、医師は
「ダメダメ。ベビーソープは逆効果。
赤ちゃんの肌は大人の肌よりも脂が多いから、余分な脂を洗い流すように洗浄力を強くしてあるんですよ。使うのなら、大人の敏感肌用のボディソープを使いなさい」
まったく逆効果なことをしていたのです。
洗う力は大人用よりベビーソープのほうが強いようです。
タオルも使ってはダメ。「素手でなでるように洗いなさい」といわれました。
自分で行える乾燥肌対策



自分でできる乾燥肌対策には次のようなものがあります。
- 加湿器をつける
- 紫外線をしっかり対策する
- かゆい時は肌をたたく
- くちびるのカサカサ
- 熱いお風呂やシャワーを浴びない
- 乾燥肌にナイロンタオルは厳禁!
- ベビー石鹸は、実は大人用より洗浄力が強いので使わないこと
- 女性の洗顔
- 男性の洗顔はせっけんを使わず、水またはお湯だけで顔をあらう
- 乾燥肌・アトピー用のローションで保湿する
1.加湿器をつける
エアコンでは乾燥するため、ファンヒーター(ファンヒーターは石油が燃えると水ができ、湿度が上がる)か、加湿器を常につけておきましょう。
2.紫外線をしっかり対策する
紫外線は夏だけでなく冬も雲や窓ガラスを通過して部屋に届いています。
紫外線対策をおこたると肌にシミ・シワができ、ハリが失われるほどのダメージを受けます。
窓の大きい部屋はレースのカーテンをするか、日焼け止めクリームを塗るなどの対策ができます。
アメリカで調査したところ、トラック運転手が顔の左半分に皮膚がんができる割合が普通の人の数倍あったそうです。(左ハンドルなので、左の窓から紫外線が入ってくるため。それほど紫外線ダメージは強い)
もちろん保湿機能も失われ、乾燥しやすくなります。
3.かゆい時は肌をたたく
かゆいからと、かきむしってガシガシかくと、表面の皮膚が削り取られ、またかゆくなる悪循環になります。
どうしてもかゆくて我慢できない時は、肌をペシペシ叩いて、その痛みでごまかしましょう。
ムヒなど「スーッと」する系をつけるのもかゆみが治まります。使い方が間違ってますが掻くよりマシ。
4.くちびるのカサカサ
皮をむかずに、リップクリームで潤いを保つこと。
皮をむくと最後には血がでて、口角がかさぶたでみっともないことになりますね。
5.熱いお風呂やシャワーを浴びない
熱いお湯では肌を保湿している天然保湿因子や皮脂が流れてしまい、乾燥しやすくなります。
6.乾燥肌にナイロンタオルは厳禁!
お風呂で自ら皮膚を削り取ることはやめましょう。
素手でなでるように洗いましょう。
7.ベビー石鹸は、実は大人用より洗浄力が強いので使わないこと
前述しましたが、ベビー石鹸は大人より油分の多い赤ちゃんのお肌に合わせて作られています。使うと脂分がなくなり、逆効果となります。
乾燥肌の人はボディーソープもシャンプーも、無添加・敏感肌用のアルコールが入っていない刺激が弱いものを使い、肌の脂をできるだけキープするようにしましょう。「ホノホ石鹼」がおすすめです。
そうすることで、皮膚も頭皮も油分が多少残り、乾燥を防ぎ、同時にフケが肩に乗るのを防ぐことができます。
⇒ホノホ(honoho)植物プラセンタ石鹸|アトピー乾燥肌に7つの美肌効果
8.女性の洗顔



女性の場合はクレンジング、洗顔をしない訳にはいかないですが、ゴシゴシはやめて指の腹で優しくメイクをおとしましょう。
洗顔後、タオルでゴシゴシ拭くのもよくないです。押さえるように水気をとります。
とにかく肌の皮脂を残すことが大事です。洗顔後は無添加のローションをつけて保湿しましょう。
9.男性の洗顔はせっけんを使わず、水またはお湯だけで顔をあらう
男性の場合は、水かお湯だけで洗い、ゴシゴシこするのはやめましょう。
乾燥肌なので、30年くらい前から朝の洗顔は水だけにし、お風呂でこすらないようにしてました。
すると自然に肌がキレイになってしまい、女性に「お肌がキレイでうらやましい」とよく言われました。
上記のことをずっとやり続けたら、冬には多少乾燥するものの乾燥肌はずいぶん改善されす。
乾燥肌・アトピー用のローションで保湿する



「潤静美容液」という乾燥肌・アトピー用のローションがあります。
朝ぬって、風呂上りにもぬります。
しっとりして、長く使えます。塗ったあとは乾燥によるかゆみが減ります。
子どもは我慢できずにかいてしますので、かゆみを鎮めるのに役立ちます。
また、男性であれば髭剃りがかかせませんが、髭剃りはカミソリの刃で肌を削っているようなものです。
皮膚科の医薬品ヒルドイドローション



自分でどうやっても治らない場合、皮膚科に頼った方がよいです。
乾燥肌のスキンケアは医薬品ヒルドイドローション
筆者も娘も乾燥肌でガサガサになるため、皮膚科の医者に診察してもらいました。
皮膚科の診察を受ける
すると「ヒルドイドローション」というローションを出してもらえました。
乾燥肌、アトピー肌の場合、まず医薬品のヒルドイドローションが出されます。
乾燥を防ぐためだけで、薬は入ってない無害なローションでいつでも塗って良いとのことですが、特にお風呂の後は一気にお肌が乾燥していくため入浴後5分以内に必ず塗りなさいといわれました。
見本として看護師に塗ってもらったのですが、ヒジの内側を塗るのにヒルドイドローションを「えっ、こんなに」と思うほど、手のひらに10円玉でいえば3~4枚ほどのたっぷりの量を患部にすり込まれます。
特に強い薬は出されず、とにかくヒルドイドローションで保湿しなさいということです。
ヒトの自然な治癒力で治そうということですね。
ヒルドイドローションを「えっ」というくらいたっぷり塗る
いわわれた通り、家でもヒルドイドローションをたっぷり、べたべたになるくらまで使って患部を保湿しました。
風呂上りは上がってすぐヒルドイドローションを塗りたくります。乾燥した場合と比べると、かゆみがぜんぜんちがいます。
そして、乾燥肌、アトピー肌スキンケアにナイロンタオルは厳禁。
くちびるのカサカサはリップクリームで保湿を。
洗顔せっけんを使わず、水またはお湯だけで顔をあらうことを医師に指示されます。
それから何年かたち、冬場は乾燥肌になるのはなりますが、アトピーのようにひどくただれる症状はずいぶん減りました。
ボクサーのようにワセリンを塗っても良いです。肌がツヤツヤに光りますが。
医薬品ヒルドイドローションで
\保湿してしっとり肌に/
潤静美容液
潤静美容液という乾燥肌・アトピー用のローション。子どもから大人まで使えます。
しっとりして、長く使えます。塗ったあとは乾燥によるかゆみが減ります。
子どものかゆみを鎮めるのに役立ちます。
ヒルドイドローションはすぐなくなりますが、潤静美容液は3か月くらい持ちます。
⇒潤静(うるしず)のアトピーへの効果と成分|実際に使ってみた体験談
かゆい乾燥肌の原因とスキンケア|カサカサ肌の10の対策 まとめ
肌は、真皮、表皮、外側の角質層、皮脂とで自分の力で保湿するようにできています。
それを添加物入りソープや熱いお湯、ナイロンタオルなどで皮脂や角質層を削り取り、エアコンなどで自ら乾燥させて困っているのです。
無添加の弱いせっけんを使い、手でなでるように洗い、保湿器をつかうなどなるべく自然界に近いように環境にしてあげれば、お肌も自然にしっとりするようにできています。
- 赤ちゃんから大人まで使える、アトピーや乾燥肌・敏感肌用の美容液。長時間保湿し、かゆみを抑えます
⇒潤静(うるしず)のアトピーへの効果と成分|実際に使ってみた体験談 - K-2乳酸菌を配合しかゆみと睡眠を改善する、6才から大人まで効果があるサプリ
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